美輪明宏さんはよく「正負の法則」ということをおっしゃっています。
人はいいことだけ起こることもないし、悪いことだけが起こることもない、ちょうどいいバランスで起きるのだとおしゃっています。
それが、「正負の法則」なのだそうです。
私はいいことだけしか起きないという人は、いいことを感じる力が敏感なのだと思います。
ちいさな「悪い出来事、嫌なこと」をスッとやり過ごす力があるのだと思います。
「感謝」という話をお聞きしましたので、ご紹介しますね。
感謝ってどういうときにしていますか?
自分にとって何かいいことがあったら感謝する。そういう人が多いのではないでしょうか。
神社でお参りをして
「いい縁談がありますように」
とか
「受験に合格できますよに」
などとお願いして、うまくいったらご利益があったなどと言いながら、お礼参りをする。
これって、感謝ではなく「取引」のように感じなくもありません。
うまくいったら感謝する。
うまくいかないと感謝する価値がないように思う。
うまくいくとかいかないとかを自分のその時の判断で決めてしまう、それに合うか合わないかで感謝するかしないかも決まっていく…
その時はうまくいかなかったように思えても、その経験が基になってうまくいったと思うときよりも幸せになっていくことも時にはありますよね。
自分が病気になってみて初めて病気の人の気持ちや不便さがわかり、介助の用具を開発して同じ病気の人に喜ばれて幸せを感じている人もいます。
いいことと悪いことは同じように起きる…
大変な時には「これと同じくらいのいいことが起きる!」と思うことも必要かもしれませんね。
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